金魚愛好会初心者の方へ

 穂竜愛好会は、金魚飼育初心者の方も多いので、基本的なことを書いていこうと思います。金魚に興味をもったら、まずは穂竜愛好会から始めるのはどうでしょう。常時入会を募集中です!

穂竜愛好会の入会とマナーについて

穂竜愛好会の入会をご検討くださっている方、また入ってまもない方へ

愛好会会則第1章 総則を一読お願いいたします。

その中で、HP管理人、曽和が特にマナーの点で大切だと思っているのが以下の二つの項目です。

  • 第二条.目的:当会の目的は、穂竜錦魚を愛好し且つ種の特徴を引出す飼育法を研究し会員の飼育技術向上に努めるとともに、穂竜錦魚(以下【穂竜】)を様々な人に広めていく事とする。また、元来好きから高じた趣味という旨に重きを置き、画一的な偏向をする事なく錦魚を愛好する事を講じ合う場とし、歴史ある金魚文化に触れ合う事とする。

  • 第十七条.当会は、作出者の偉業を尊重し且つ穂竜を飼育・継承していく事とする。

これらのことを踏まえまして、以下のことをおねがいいたします。

  • 会員になる(なった)自覚を持っていただき、品評会、研究会の会場では品位ある行動をお願いいたします。愛好会に入られてすぐの方でも、一般の方からみれば「穂竜愛好会」の方とみられている自覚をお持ちください。
  • 審査員以外の方で、他人の魚に対して意見、批判をいうのはマナー違反です。
  • 会員全員の協力で愛好会は成り立っています。準備、運営、片付け等に積極的にご参加ください。
  • 分譲魚は名誉会長、会長、役員等より「好意」で成立しています。転売は固くお断りいたします。
  • 余った稚魚、必要なくなった魚に関して、穂竜、変わり竜の名称を使い、販売することはご遠慮願います。
  • 判断に迷われることがあれば、遠慮なく会長・常任理事等に質問ください。愛好会の問い合わせやメールでも大丈夫です。

 


基本用語

当歳魚(とうさいぎょ):この年度内に生まれた金魚。1月生まれでも、12月生まれでもその年度内は当歳魚。

明弐歳(あけにさい):前年に生まれた魚。

たたき(池):コンクリートで作られた浅い池。

坪池:1坪サイズ(1.8×1.8)の池。

ブライン(シュリンプ):稚魚の餌。塩湖で育つ、甲殻類の卵。2~3%ぐらいの塩水と、強いエアの攪拌で孵化させる。


穂竜愛好会の行事

★出展、出品する魚の種類、数、写真の必要の有無。こちらでご確認ください!

  • 穂竜愛好会は出品料はかかりません。
  • 一人、各部門5匹まで持ってこられます。数が多いときは大の部・小の部と分けていますが、それはあわせて1部門です。
  • 赤穂浪士47士にちなみ各部門47位まで洗面器にのります。
  • 会費無料の家族会員の方も出展・出品可能です。後からの入会もできます。

■■役員会■■

新年度になり、会の年間行事や会則の変更などを話合います。基本的に役員のみです。

 

■■春季品評大会■■

基本的には5月の第3日曜日

明弐歳 穂竜の部、変わり竜の部 各5匹

1匹につき1枚のプリントアウトされた写真が必要。


■■研究会■■(1回または2回)

1回の場合 7月第3日曜日、2回の場合7月と9月の第1日曜日

当歳魚 穂竜の部 変り竜の部 各5匹

写真不要 洗面器審査のため

1回目には無料の子どもさん対象金魚すくいがあることが多いです。ぜひ家族連れで!!

 

■■全国品評大会■■

10月第3土曜日

穂竜親魚、穂竜当歳魚、穂竜当歳魚二部の部 変わり竜親魚 変わり竜当歳魚 変り竜当歳魚二部の部 各5匹(数が少ないときは部門が減るときもあります)

二部以外写真が必要

*「穂竜当歳魚之部」と「穂竜当歳魚二部」への同時出陳は不可。「変わり竜之部」と「変わり竜二部」への同時出陳は不可。
*「当歳魚二部」「変わり竜二部」への出陳は、それぞれ過去の品評大会で「当歳魚之部」「変わり竜の部」「変わり竜親魚の部」にて5位以内の入賞者は、出陳できません。
*「穂竜親魚之部」「穂竜当歳魚之部」「変わり竜親魚之部」「変わり竜之部」への出陳者は必ず出陳魚の写真(1尾1枚)持参。

★榊賞(名誉会長)、杉野賞(顧問)各5匹。独自の色柄や、惜しくも5位には入らなくてもあふれる魅力を持つ素敵な魚に、名誉会長や顧問が様々な賞を用意してくださっています。ぜひ各部門すべて魚を出品してください!

 

 ■■慰労会■■

全国品評大会終了後県内の温泉旅館で、温泉に入って夕食を食べて宿泊します。ご家族でゆっくり赤穂に遊びに来られるのはいかがでしょうか。なかなかゆっくりしゃべることができないディープな魚話を夜更けまでしています。

 


穂竜の飼育おすすめの設備

穂竜当歳魚は60cm水槽の飼育をおすすめしています。

稚魚の間は、スポンジフィルター、大きくなれば投げ込みフィルター、上部フィルターも可能です。

60cm水槽で、10月頃の当歳魚サイズ(頭から尾の先まで8~10cm程度)で6匹程度が良いのではないでしょうか。

 

持っていれば安心

金魚を運ぶ魚類用袋(角が丸い、分厚い)

釣り用のぶくが付いたクーラー、または酸素ボンベ

ヒーターとサーモスタット。25度定温などのヒーターもありますが、サーモスタットとセットのものは温度の調整が可能。



金魚飼育の一年

1月:金魚飼育の1年が始まります。ヒーターを入れて産卵をさせる方もおられるかもしれません。1月でも当歳魚です。

3月、4月:水を替えたり、餌をやり始めて金魚を起こします。この時期は水温が変わりやすく、金魚を殺してしまいがちです。

4月、5月:水温が18度ぐらいになれば産卵シーズンです。初めのほうはメスが卵をこぼしても、オスの準備ができていないことも多いです。大潮(満月、新月)やその前後の雨の日などに産むことが多いです。

穂竜の場合は、人工授精しないとほぼ受精していません。

 

4月、5月、6月:稚魚を育てる時期です。ブラインや稚魚用の餌をやります。また良い稚魚を選別します。

7月、8月:金魚も人間も夏バテしやすい時期です。酸欠注意です!

9月:品評会に向かって育てていきます。

10月:品評会があります。終われば冬越しに向かって準備です。秋に大きくなっている当歳魚は産卵することもあります。

11月:そろそろ冬越しです。青水にして春まで冬眠させます。室内飼育の場合は、加温したり餌をやり続けることもあります。